VTuberを作ろう!
近年、沢山のVTuberが誕生し、YouTubeや配信などで幅広く活躍しています。
憧れのVTuberのように配信や動画撮影をしたい!
自分でイラストを描いて、VTuberとして動かしてみたい!
と思ったことはありませんか?
一からVTuberを作成するのは手間や時間がかかります。
ただ、時間をかければ誰でも作ることができます。
この記事はVTuberを作ってみたいけど、何をしたらいいかわからない!
という方向けに、VTuberを作成し、動かすまでの大まかな流れを紹介します。
VTuber活動の第一歩を踏み出しましょう!
Vtuber作成の流れ
本記事では、Live2Dというソフトを利用してイラストを動かすための流れを解説します。
大まかな流れは以下の通りです。
- イラスト作成(イラスト作成ソフトでの作業)
- モデリング(Live2Dでの作業)
- 動作確認(VTube Studioでの作業)
以下の記事で必要なソフトをまとめておりますのでぜひご覧ください。
これより、過程ごとのさらに細かい流れと簡単な注意点を解説していきます。
イラスト作成
まずはイラストを作成します。
この工程は意味がわかる方も多いと思いますので少し詳しめに解説します。
私は以下の流れでイラスト作成を行なっています。
- ラフ
- 線画
- 塗り
- 仕上げ
基本的なイラスト作成の流れは通常のイラストを描く流れと変わりません。
ただ、モデリングを行うために必要な作業もありますので注意が必要です。
ペイントソフトは「PSD」という形式で保存ができるソフトであれば何でも構いません。
筆者は「アイビスペイント」というソフトを主に使用しています。
イラストが描けない方は、イラスト作成の過程は他の方に任せてモデリングから作業を行うことも可能です。
Nizimaというサイトで、Live2D用に作成されたイラストが販売されていますのでそちらを利用するのも手です。
(筆者もNizimaにてイラストを販売する予定です!)
ラフ
通常のイラストと同じようにラフを作成します。
この過程では特別な設定などは必要ありませんが、
初めてVTuberを作成する場合は以下の点に注意してデザインすることをお勧めします。
- 顔・体ともに真正面を向いている
- なるべくシンプルな服装(揺れる小物などを少なくする)
線画
次に線画を作成します。
この過程では以下の点に注意します。
- パーツごとにレイヤーを分ける
▶︎動かしたいパーツごとにレイヤーを分けて線画を作成します。
▶︎細かくパーツ分けするほど細かな動きを付けることが可能です。 - 隠れて見えない部分も描いておく(例:髪で隠れている部分の輪郭など)
▶︎動かした時に絵が途切れてしまうのを防ぐためです。
塗り
次に塗りを行います。
この過程では以下の点に注意して作業をすすめます。
- 線画と同じ単位でレイヤーを分ける
- 線画と同様、隠れて見えない部分も塗っておく
仕上げ
最後に、イラストをLive2Dでの作業のために調整します。
ここでは以下の作業を行います。
- パーツごとに線画・塗りのレイヤーを統合し1枚にまとめる
※修正が発生した時のために、統合前のデータを残しておく - ファイル形式を「PSD」で保存
この工程でイラストの準備は完了です。
モデリング
イラストの準備ができたら、いよいよ描いたイラストを動かすための作業に入ります。
具体的な流れは以下の通りになります。
- Live2Dをインストール
- モデリングを行う
- 仕上げ
Live2Dをインストール
本記事ではLive2Dというソフトを利用してイラストを動かします。
Live2Dをダウンロード→インストールを行い準備を行います。
モデリングを行う
ここからLive2D上での作業になります。
簡単にまとめると以下のような作業を行います。
- パーツごとに動きを設定
- 物理演算の設定
やることはこれだけです!
思ったより簡単そうに感じませんか?
具体的な作業内容についてはここでは書ききれないため別の記事で解説します。
仕上げ
動作確認を行うための準備を行います。
ここで必要な作業は以下の2点です。
- テクスチャアトラスの作成
- 「moc3」形式で書き出す
イラストを作成する際に「右手」や「左手」などのようにパーツごとレイヤーを分けて作成します。
そのパーツを並べた画像のことをテクスチャアトラスと言います。
VTube Studioでモデルを読み込む際に必要になります。
これでLive2Dでの作業は完了です!
動作確認
いよいよ作成したVTuberを自分の動きに合わせて動かしてみる工程です!
ここではパソコンでVTube Studioというソフトを使用することを想定しています。
具体的な流れは以下の通りになります。
- Steamをインストール
- VTube Studioをインストール
- 作成したモデルを取り込む
- 動かす
Steamをインストール
VTube Studioをインストールするために必要な作業になります。
Steamの会員登録も必要になりますので同時に済ませておきましょう。
VTube Studioをインストール
VTube Studioをインストールします。
作成したモデルを取り込む
moc3形式で保存したファイルをVTube Studioに取り込みます。
これでオリジナルのVTuberを動かす準備は完了です!
動かす
いよいよVTuberを動かしてみましょう!
VTube Studioでは自身の顔の動きと連動してVTuberを動かすことができます。
Live2Dでの設定次第で眉毛、口、目などを思いどりに動かすことができます。
時間をかけてコツコツ作ってきたオリジナルのVTuberが初めて動いた時は感動ものです…!!
実際に作ってみよう!
以上、VTuberを作るための大まかな流れを解説しました。
VTuber作成へのハードルが少しでも下がり、
皆さんのVTuber活動の第一歩になれば嬉しいです。
ぜひ自分だけのVTuberを作成してみてください!